「子どもの脳の成長段階でそのときいちばん大切なこと」
- taketomi
- 11月8日
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本で学んだことをシェアしていきたい。
今回は「子どもの脳の成長段階でそのときいちばん大切なこと」(奥山力 著)です。
「子供の脳の成長には大きく3つの段階がある。【幼児期】(小学校入学まで)【学童期】(小学校高学年まで)【思春期】(小学校高学年以降)。
【幼児期】は、何よりも「安心させること」が基本となる時期です。
この時期はあらゆる感情の表現を表に出すことがとても大事。
【学童期】は、ほめて受けとめられた罫線を通じて「自己評価を高めること」が大切な時期です。
前提として「自分の話を聞いてもらえる体験」が必須になります。
【思春期】は、ほめられるよりも自分の視点を認められる経験を通じて「独自の視点でチャレンジする機会を広げること」を評価していく時期でもあります。
【幼児期】
子供が不安を感じたり、危機感を覚えるような大変な状況になったりしたときに、信頼できる人に近づいて、安心するかかわりを繰り返すことを「愛着行動」と言います。
このような「信頼できる人=安全基地」を中心とした「愛着行動」を繰り返すことによって、「安心感のメカニズム」が育っていきます。
それが「愛着」です。
このような「安心感」が自分の中に育ってくると、我慢することができるようにもなり、ストレスを抱えながらも生きていける強さが生まれてくるのです。
【どの時期にも大切な事】
子どもの脳の成長にとっては、「悪い子」がいい。
子供の我がままの中に、穏やに育つ大きなカギが隠されている。
「悪い子」を受け止めることで「未熟脳」から「成熟脳」に成長した時に抑制がしっかりと機能するようになるということがわかっています。
逆に「未熟脳」の子供に対して、厳しすぎる対応をしてしまうと、脳内のネットワークの繋がりが粗雑になってしまいます。
子供のころから「良い子」で過ごしていた子供の混乱は、並大抵のものではありません。
他人に対しての激しい言動や攻撃、そして自分に向けての自傷行為などがでることもあります。
子供の成長は、ある一時点の「点(結果)」でみるのではなく、「線(過程)」で、さらにいえば「立体的(変化)」に見てほしいのです。
」


